No.1 投資家が「お金」よりも大切にしていること
この本を読んで、自分がいかに「お金」に対して、「経済」「会社」について誤解をしていかを痛感させられました。対象としては学生に向けて書かれているのかなという印象を受けましたが、年齢や世代を問わずに読んでもらいたい一冊です。
・私たちがコンビニで購入した150円のお茶。そのお金はいったいどこへ行くのか
私はこれまでそんなことを考えたこともありませんでした。コンビニの売り上げになったり、お茶を作る工場の利益にもなる。さらにはコンビニに商品を運ぶ運送業社の利益にもなる。というように、考えればキリがありません。ここで大切なのはお金について、真剣に考えて見ることだそうです。お金を使って何をするか、お金を通して何を考えるかが、誰かの為になったり、自分の幸福感とも密接に関わることを知りました。
・日本人は世界一ケチな民族!?
まさかと思いましたね。笑
でも実際に読み進めてみると実態が明らかになってきました。
アメリカの成人男性は年間で約13万円のお金を寄附しているそう。対して日本はどうなのか・・・・・・まさかの2500円!! まあ確かに自分も寄附しているかと問われると、答えはNOですが・・・。
これをさらに裏付けるのが、東日本大震災が起きた年の寄附金の総額は、前年と比較して、たったの2倍だったそう。あれだけの災害が起きて2倍というのは少し悲しい気持ちになりました。世界的にみて日本は税率も低いわけですから、税金も多く払っているとは言えません。
このようなことから日本人は自分のお金を守る事しか考えてないのだと分かりました。
・清貧?汚豊?汚貧?清豊?
日本人は「お金を沢山手にするのは汚いこと」という考えをもつ人が多いそうです。
だから、汚れても良いのでお金もちを目指す(汚豊)
or
貧しくてもいいので清らかさを目指す(清貧)
この2つの考え方しか出来なくなっているのだそう。
しかし実際にお金持ちになるには「清豊」の心が必要不可欠なようです。
考えて見ればそうですよね。会社の経営者が汚いやり方ばかりで設けようとすればいつかは失敗しますし、信用を失います。正しいこと、社会の役に立つことをするから評価されるのであって、そこにお金も集まってくるわけですね。
非常に腑に落ちる事が多く、私も「清豊」を目指して行こうと思います。
・人はただ生きているだけで価値がある?
本当にそうなのかと最初は疑ってかかってしまいました。
それを解き明かすために次のようなトピックがありました。
「1円も稼げない赤ちゃんも経済主体」
最初は全然ピンと来ませんでした。でも読み進めていくと非常に納得しました。
なぜなら、赤ちゃんが存在することによって成り立っている会社や産業が沢山あるからです。
ベビー服、ベビーフード、ほ乳瓶、オムツの販売会社など。考えてみると沢山ありますね。つまり赤ちゃんは存在するだけで経済を動かす経済主体であり、同時に多大なる価値を生み出しているのです。
これには、なるほどと言わざるを得ませんでした。
まだまだ書き足りないこともあるのですが、続きは次の記事で書きたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。